ジェットスターP、関空2路線開設、ハノイ線初便はほぼ満席

  • 2017年9月4日

関空に駐機中のA320型機  ベトナムのジェットスター・パシフィック(BL)は9月1日から関空/ハノイ線、2日から関空/ダナン線の運航をそれぞれ開始した。LCCによる日本/ベトナム間の路線開設は今回が始めて。2路線とも週4便の運航で、運航機材は全180席のA320型機。ハノイ線の関空発初便の搭乗者数は176名、搭乗率は97.8%とほぼ満席だった。ダナン線の関空発初便の搭乗者数は現時点では非公開。

9月1日には大阪市の日本橋付近でベトナムコーヒーを配布するイベントを実施。(右から)BL日本支社長の蟹澤正人氏、来日したCCOのグエン・トゥアン・アイン氏  ジェットスター・ジャパン(GK)によれば、2路線の目標搭乗率は8割。予約は順調に推移しており、9月の予約率は75%程度という。内訳は日本発が7割、ベトナム発が3割だが、今後はベトナム発の比率を5割まで増やしたい考え。日本では直販に加え旅行会社経由での販売を重視しており、エイチ・アイ・エス(HIS)などがツアーを販売している。今後は中部、福岡からベトナムへの就航を検討しているという。

 なお、就航に際し、同社CEOグエン・クオック・フォン氏は、「ビジネス、休暇のいずれの目的においてもお客様に低運賃のフライトを提供できるようになり、両国の交流が今後より一層深まることを期待する」とコメントを発表。関空からジェットスター・ジャパン(GK)への乗継需要についても期待を示した。