JTB、サンライズツアーの18年商品発売-全県で現地発着商品
JTB国内旅行企画は9月5日に、訪日外国人旅行者向け国内パッケージツアー「サンライズツアー」の2018年商品を発売する。地域発着商品のラインナップを大幅に拡充したほか、季節限定商品を強化し、プラン数ベースで前年比88%増にまで増やした。そのほか、一部の定番商品については申込の締切を当日0時にまで間際化。取扱額の目標は16年比45%増とした。
18年は地域発着コースとして新たに「世界自然遺産知床とかにを食べつくす温根湯・知床・阿寒4日間」や「南九州ベストコース鹿児島・指宿・宮崎4日間」などを発売し、全都道府県で現地発着商品を設定。季節限定商品については、3月や4月以外でも桜を楽しめる「八甲田雪の回廊と弘前公園の桜観賞日帰りバス」や、梅雨の時期にしか見られない花を鑑賞できる「富士山パノラマと箱根フラワーめぐり」などを発売する。
人気の富士箱根商品では、新たに「ムスリム向けゴールデン周遊3日/4日」を新発売。ハラル認証ランチの提供や礼拝時間の確保などで、ムスリムの訪日旅行をサポートする。そのほか今年から販売している、日本航空(JL)の国内線を利用する「JALで行く日本一周14日間の旅」については、エリアを分割して5日間や6日間の商品も販売する。
なお、定番の「富士箱根日帰りバスツアー」などについては、これまでは申込の締切を前日の15時などとしていたところを、出発当日の0時にまで遅らせ、利用者の取込を強化する。
JTBグループは17年から、訪日旅行商品のブランドを「サンライズツアー」に統一。現在は仕入れと造成をJTB国内旅行企画が、販売をJTBグローバル・マーケティング&トラベル(JTBGMT)とi.JTBが担当している。