マカオ、9月2日から旅行者受入を再開、落ち着き取り戻す
マカオ政府観光局はこのほど、現地の旅行会社などに要請していた団体旅行受入中止を9月2日に解除し、観光客の受入を全面的に再開することを決めた。同観光局は8月25日に、台風13号による被害を受けて、一時的に団体旅行の受入手配を中止するよう要請。日本市場向けにも渡航を中止するプレスリリースを発出していた。
しかし、その後の旅行会社やホテルなどとの意見交換により、すでに3ツ星以上のホテルでは水道や電気の供給、その他のサービスが正常化しつつあることが判明。また、空路・海路ともにマカオへのアクセスが完全復旧していること、夏休みによる繁忙期が終了しつつあることなども勘案し、受入再開を決定した。主要な観光施設への被害はないとのこと。
現地の旅行会社に対しては、安全確保に関するガイドラインを作成して配布。また、国境や観光施設のパトロールを強化して、引き続き注意を呼びかけているという。
なお、同観光局の日本事務所によれば、旅行会社や、9月の訪問を予定している旅行者などからは、引き続きかなりの頻度で問い合わせの電話が寄せられているという。個々の旅行会社のキャンセル状況などについては現時点では集約していない。