チェジュ航空、松山/仁川線開設、11月から週3便

  • 2017年8月28日

 チェジュ航空(7C)は11月2日から、松山/ソウル(仁川)線の運航を開始する。火曜日、木曜日、日曜日の週3便で運航するもので、同社にとって日本における7番目の就航都市、12番目の日本定期路線となる。使用機材は186席または189席のB737-800型機で、9月1日から航空券の販売を開始する。

 松山/仁川線は1995年からアシアナ航空(OS)が週3便で運航していたが、昨年の9月27日から無期限で運休している。愛媛県によれば、8月21日に開催した記者会見で知事の中村時広氏は「運休後、一日も早い路線再開をめざして(各航空会社と)交渉を進めてきた。1年近く空白があったので大変嬉しく思っている」とコメント。今後は松山空港ビルなどと連携して就航に向けた準備を進めるとともに、同路線の広報活動のための補正予算について、県議会で審議する。

 乗客の6割から7割は仁川発の訪日外国人となる見通し。中村氏は「愛媛県全域で体験型コンテンツを用意することが非常に重要。『オール愛媛』で、体制を確立していきたい」と意欲を語った。残りの3割から4割を占める日本人については「LCCの割安な料金で、ソウルはもとより、乗継便による海外旅行にも十分活用できる。(県民の)リピーター化を期待したい」と話した。

   日本発の需要の安定化に向けては、ビジネス需要の取り込みのため、韓国と取引のある県内の企業にも同路線を紹介する考え。そのほか県内の若者の利用を促進するため、パスポートの取得や修学旅行などでの利用を呼びかけるという。

 運航スケジュールは以下の通り。


▽7C 松山/仁川線 運航スケジュール(11月2日~)
7C1704便 ICN 12時40分発/MYJ 14時10分着(火・木・日)
7C1703便 MYJ 15時10分発/ICN 17時05分着(火・木・日)