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カンタス、関空線の通年化に意欲、就航に向けセミナー開催

  • 2017年8月24日

荻野氏  カンタス航空(QF)はこのほど、12月14日の関空/シドニー線の季節便就航を前に、旅行会社などを対象とした「プロダクトセミナー・懇親会」を大阪で開催した。懇親会で挨拶に立ったQF日本支社長の荻野雅史氏は、「念願の関西空港発便が実現して大変嬉しい」と喜びを語り、「ぜひ皆さんにご協力いただき、運航をさらに延長できるようにしたい」と意欲を示した。また、在大阪オーストラリア総領事館総領事のデイビッド・ローソン氏も駆けつけ、季節便の就航を祝った。

新谷氏 セミナーでは冒頭にQF日本地区営業本部長の新谷重則氏が登壇し、「羽田/シドニー線、成田/ブリスベン線、成田/メルボルン線に加えて(関空/シドニー線を運航することで)日本から週24便体制となる。オーストラリア全域への選択肢が増えたこの機会に、関西からオーストラリアを訪問するお客様を増やしたい」と述べた。

 関空/シドニー線は12月14日から2018年3月24日まで、月曜日と木曜日、土曜日の週3便で運航。機材は、月曜日がビジネスクラス36席、エコノミークラス199席のA330-200型機、木曜日と土曜日はビジネスクラス28席、エコノミークラス269席のA330-300型機を使用する。

遠藤氏 セミナーでは、QF日本地区営業開発部長の遠藤昌寿氏がプレゼンテーションを実施。遠藤氏は、関空/シドニー線のスケジュールや機材などの詳細を説明したほか、「シドニーからオーストラリア国内の各都市へ、さらにはニュージーランド、南米、南アフリカへの乗り継ぎにも便利」とアピールした。また、往路は伊丹から羽田経由でシドニー便を利用し、復路はシドニー/関空直行便で帰るといった幅広い選択肢があることも紹介した。

岩崎氏  セミナーではこのほか、オーストラリア政府観光局(TA)オージー・スペシャリスト担当の岩崎良太氏が、シドニーを中心としたニュー・サウス・ウェールズ(NSW)州などの見どころや、18年1月に開催される「全豪オープン・テニス」などのイベントを紹介し、2都市以上の周遊旅行を提案。岩崎氏は「16年の年間日本人渡豪者数が8年ぶりに40万人を超え、17年上半期の日本人渡航者数は前年比5.9%増の18万9500人となった。今回の関空/シドニー季節運航便をさらなる追い風に、今年は目標の50万人を達成したい」と期待を示した。

 関空/シドニー線の運航スケジュールは下記の通り。

▽QF、関空/シドニー線運航スケジュール(12月14日~18年3月24日)
QF34便 KIX 18時55分発/SYD 06時45分着※翌日(木・土)
QF34便 KIX 22時50分発/SYD 10時40分着※翌日(月)
QF33便 SYD 09時30分発/KIX 17時25分着(木・土)
QF33便 SYD 13時25分発/KIX 21時20分着(月)