シドニー、光と音の「ビビッド」誘客強化、18年に大規模FAM
ニュー・サウス・ウェールズ州(NSW州)は2018年、旅行業界を対象に「VIVID SYDNEY(ビビッド・シドニー)」の視察に焦点を当てたFAMツアーを実施する計画だ。NSW州首相のグラディス・ベレジクリアン氏の来日に合わせて実施したレセプションで、ベレジクリアン氏が自ら発表した。
ビビッド・シドニーは来年で10回目を迎えるイベントで、光と音とアイディアをコンセプトとしており、オペラハウスでのプロジェクションマッピングをはじめ、街中でライトアップやインスタレーションを楽しめるもの。16年には230万人が参加するなど人気を博しており、日本でも観光局や航空会社の広告展開などによって認知度が拡大しつつある。
ベレジクリアン氏は同イベントについて、「シドニーは日中でも素晴らしい表情を見せるが、ビビッド・シドニーによって夜の景観がまた変わる。様々な国の方々にお越しいただき、まさにアイコニックなイベントとして成長している」と自信を表明。その上で、18年は50名の大型FAMツアーを実施する計画であることを明かした。
ニュー・サウス・ウェールズ州政府観光局日本局長の新堀治彦氏によると、ビビッド・シドニーをテーマにしたFAMツアーは従来から実施していたものの、50名規模は初の試み。新堀氏は、「5月、6月の閑散期に開催される無料で参加可能なイベントであり、これをさらに盛り上げていくことによって、年間を通じて日本人観光客にお越しいただけるようにしたい」との考えだ。
なお、18年のビビッド・シドニーは5月25日から6月16日の開催だが、FAMツアーもイベント自体も詳細は未定だ。