国内旅行消費額、17年2Qは1.6%増の5.4兆円-単価は減少
観光庁がこのほど発表した「旅行・観光消費動向調査」によると、2017年4月から6月までの日本人国内旅行消費額の速報値は、前年比1.6%増の5兆4018億円となり、2010年に同庁が調査方法を変更して以来、過去最高の数値となった。内訳は、宿泊を伴う旅行が1.7%増の3兆9864億円、日帰り旅行が1.3%増の1兆4154億円。
延べ旅行者数は3.0%増の1億7023万人で、10年以降過去最高に。5月のゴールデンウィークの日並びの良さなどが要因という。内訳は宿泊旅行者が0.9%増の7954万人、日帰り旅行が5.0%増の9069万人。これらの結果、1人が1回の旅行に費やした金額の平均は1.4%減の3万1733円で、宿泊旅行については0.8%増の5万120円、日帰り旅行は3.5%減の1万5607円となった。
同調査は国内旅行における消費実態を明らかにし、関連施策の基礎資料として活用するためのもの。観光庁が無作為に抽出した2万5000人の日本人を対象に、1年に4回実施している。