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グアム、JATA会見で平穏をアピール-21日に局長会見

  • 2017年8月17日

山本氏  グアム政府観光局(GVB)日本代表の山本さとみ氏は、8月17日に開催された日本旅行業協会(JATA)の業界誌向け定例会見に出席し、「現地は通常と変わらない状態にある」と強調した。会見への出席は、北朝鮮がグアムに向けて弾道ミサイル発射を検討しているとの報道を受けて急遽決定したもの。山本氏は同日付でGVB局長兼CEOのジョン・ネイサン・デナイト氏が発出したメッセージを読み上げ、「8月には日本のお盆休みあるが、現時点で大きなキャンセル案件は発生していない。グアムは引き続き日本人の皆様の来島を歓迎している」と伝えた。

 山本氏は、21日にはデナイト氏と、グアム準州副知事のレイモンド・S・テノリオ氏が来日して記者会見を開催することを明らかにした上で、「一部の情報番組などでは過激な報道もあるが、業界誌の皆様にグアムの現状をしっかり説明していただくことで、旅行会社の皆様をサポートしたい」と要望した。なお、グアム市民防衛局はFacebookの公式ページにおいて、17日午後の時点で警戒レベルは平常時と変わりないことを報告。米軍関係者などとともに、引き続き状況を注視していることを説明している。

 会見ではそのほか、JATA事務局長の越智良典氏が「10月と11月はグアムへの修学旅行などが増加するため、お盆休み後から学校などの問い合わせが増加するのでは」と説明。キャンセルの予防策として、GVB局長名でグアムの現状を説明する文書を作成するよう山本氏に要望し、近日中に作成することで合意した。