7月の訪日客数は16.8%増の268万人-単月の過去最高を更新

  • 2017年8月16日

  日本政府観光局(JNTO)によると、2017年7月の訪日外国人旅行者数(推計値)は前年比16.8%増の268万1500人となり、単月の過去最高を記録した。1月から7月までの累計は17.3%増の1643万8800人となった。

 市場別では中国からの訪問者数が最も多く、6.8%増の78万800人。2位は昨年の九州地震の影響から回復し、あわせて中韓関係の悪化などにより日本路線の航空座席数が増加した韓国が44.1%増の64万4000人で続いた。3位は台湾が12.5%増の44万6600人、4位は香港が27.1%増の23万4600人で、これら4市場はいずれも単月の過去最高を記録。そのほかシンガポールやフィリピンなど11市場が、7月として過去最高となった。

 伸び率が最も高かったのは韓国の44.1%増で、2位はロシアが34.0%増の6300人、3位はベトナムが32.9%増の2万4700人となった。インドネシアとマレーシアについては、ラマダン明けの休暇が昨年は7月だったところ、今年は6月となったことで、ともに2桁減となった。

 なお、7月の日本人出国者数は前年比3.2%増の148万2000人だった。詳細は別途記載(下記関連記事)。