KNT-CT、6月の国内は2.5%減、企画旅行は増加
KNT-CTホールディングスの2017年6月の旅行取扱概況で、国内旅行の取扱額は前年比2.5%減の264億8682万円だった。企画旅行は3.5%増の121億4717万円となったが、団体旅行は8.2%減の117億1141万円、個人旅行は1.8%減の36億5826万円でともに減少した。
団体旅行のうち一般団体は、企業による大型コンベンションの取り扱いの減少などで8.5%減の41億1689万円。学生団体も研修旅行などは増えたが、修学旅行などの取扱人数の減少により、9.0%減の65億6450万円となった。
企画旅行のメイトは2.5%減の36億3857万円で、方面別の取扱人数は、昨年の新幹線の開業効果からの反動で北海道や東北が前年を下回ったが、四国や九州、沖縄、伊勢志摩などは増加した。
クラブツーリズムの取扱額は5.2%増の83億9492万円。バス旅行を除く国内旅行部門は九州や北海道などが伸び悩んだが、東北と関西が好調に推移した。バス旅行部門は関西発の上高地やアルペンルート、首都圏発の関東などが増加。テーマ旅行部門は「寺旅」「登山」などの人気が高かった。
なお、国内旅行以外では、海外旅行が10.6%増の132億2718万円、外国人旅行が23.7%減の13億3625万円となり、関連商品などを含めた総計は0.7%増の420億6718万円となった。国内旅行の詳細は別途記載(下記関連記事)。