KNT-CTホールディングスの2017年6月の旅行取扱概況で、海外旅行の取扱額は前年比10.6％増の132億2718万円だった。団体旅行は2.3％減の31億1860万円となったが、企画旅行は16.5％増の72億4882万円、個人旅行は12.1％増の28億5977万円でともに2桁増となった。

　団体旅行のうち一般団体は、前年に大型の見本市などを取り扱った反動で4.5％減の27億4712万円。学生団体については、研修旅行や修学旅行などの取扱人数の増加により17.9％増の3億7148万円と大きく増加した。

　企画旅行では、ホリデイの取扱額が18.6％増の12億1888万円と約2割増加。アジアやオセアニアが前年を下回ったが、その他の方面は前年を上回ったという。

　クラブツーリズムの取扱額は16.1％増の60億2373万円で、ヨーロッパやアジアを中心に好調に推移した。テーマ旅行部門では最上級ブランドの「ロイヤル・グランステージ」が好調だった。

　なお、海外旅行以外については、国内旅行が2.5％減の264億8682万円、外国人旅行が23.7％減の13億3625万円となり、関連商品などを含めた総計は0.7％増の420億6718万円となった。国内旅行の詳細は別途記載（下記関連記事）。