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インフィニ、旅行会社のオンライン販売をサポート-最新プロダクト紹介

  • 2017年7月31日

インフィニ常務取締役の平林氏 インフィニ・トラベル・インフォメーションはこのほど、都内でオンラインセミナーを開催した。旅行会社が自社サイト上で旅行商品を販売する際に役立つプロダクトを紹介するもので、約80名の旅行会社が参加した。冒頭の挨拶で同社常務取締役の平林良章氏は、「日本市場で外資系OTAが勢力を拡大しており、日本の旅行会社に頑張ってほしい想いがあった」と開催理由を語り、利用を呼びかけた。

 セミナーでは旅行を「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」に分け、各階層でインフィニのプロダクトがどのようなことが可能かを紹介。例えば「旅マエ」のプロダクトとして、今年の10月にリリース予定の「Travel Insight Engine」では、旅行に行きたいが行き先が決まっていない顧客に旅を提案するツール。いつ出発すれば目的地に安く行けるのかを知ることができる「買い時検索」と、予算内でどこに旅行に行けるかを知ることができる「目的地検索」の2つの提案機能がある。

Travel Insight Engineの買い時検索の画面。最安値がわかりやすいビジュアルで一目でわかる(※クリックで拡大) 「買い時検索」は出発地、目的地、旅行開始候補日、旅行日数からの条件検索が可能で、検索結果は棒グラフで表示され一目で最安値がわかる。また指定した期間の前後の最安値も表示してくれ、少し日数をずらすことでさらに安く旅行に行けることを画面上で提案してくれる。

 「目的地検索」は出発地や予算検索のほか人気の都市検索も可能で、条件に合った都市が世界地図上で表示される。また金額を追加することで行ける都市も提案してくれる仕組み。いずれの機能もサイトに埋め込むだけですぐに利用でき、APIの公開も予定しているという。

INFINI DATA Streamは空席照会のデータをランキングで見ることができる(※クリックで拡大) また「旅アト」はマーケット分析ができる「INFINI DATA Stream」を紹介。月間1億7千万件の空席照会がされているインフィニのデータから、いつ、どこ行きが検索されているか、トレンドをつかむことができるという。

 セミナーでは「今年の8月で人気の旅行先は?」がどこかを調べたところ、インフィニの空席照会データからソウルが1位、続いて台北、ホノルルと検索結果となった。販売日、出発日ごとのデータ分析機能も搭載しているため、造成した商品をいつ販売し始めるのか適切なタイミングを把握することができるという。