外務省、テキサス州のジカ熱発生で注意喚起、今年初の症例
外務省は7月28日、このほど米国テキサス州で、今年最初のジカウイルス感染症例が確認されたことを受けて、注意喚起のためのスポット情報を発出した。患者にテキサス州外への渡航歴はなく、直近の数ヶ月間に州内で蚊に刺されて感染した可能性が高いという。同州では昨年11月から12月にかけて、キャメロン郡ブラウンズビル市で6例のジカウイルス感染症例が確認されている。
ジカウイルスは感染しても症状がないか軽いものの、妊娠中に感染すると胎児に小頭症などの先天性障害が現れることがあるため、外務省は妊娠中または妊娠を予定している人には、流行地域への渡航を可能な限り控えるよう呼びかけている。また、渡航者には在ヒューストン総領事館のウェブサイトなどから最新情報を入手するとともに、防蚊対策をとるよう呼びかけている。