日本旅行、関門橋で立入禁止区域ツアー、主塔頂部も

  • 2017年7月27日

関門橋の主塔の頂部からの眺望  日本旅行はこのほど、西日本高速道路九州支社および西日本旅客鉄道(JR西日本)と共同で、関門橋の主塔の頂部と、関門トンネルの換気設備を見学する大阪発着の日帰りツアーを発売した。日本旅行によれば、2ヶ所ともに通常は関係者以外は入ることができず、旅行会社がパッケージツアーで訪れるのは初めて。催行日は10月22日、11月12日、12月3日。

観光列車「○○のはなし」(イメージ)  ツアーは山陽新幹線で小倉駅に到着した後、関門海峡の貸切クルーズに参加。その後、海面から約140メートルの高さの関門橋の主塔の頂部に階段やはしごで上る。悪天候などで上れない場合は、関門トンネル内に滲む海水を自動的に排水する設備「水抜立坑」を見学する。関門トンネルで換気設備を見学した後は、川棚温泉駅から新下関駅まで、JR西日本が8月5日から運行を開始する観光列車「○○のはなし」に乗車する。

 募集人員は60名で、JR西日本の「おとなび会員」または「ジパング倶楽部会員」が対象。小学4年生以上であること、自力ではしごを約3メートル昇り降りすることができること、高所・閉所・暗所恐怖症でないこと、幅約40センチメートル程度の隙間を通り抜けられることなどの参加条件を設けた。旅行代金は1名4万3800円。