6月の訪日客数は18%増の235万人-韓国が大幅増

  • 2017年7月19日

  日本政府観光局(JNTO)によると、2017年6月の訪日外国人旅行者数(推計値)は前年比18.2%増の234万6500人となり、6月として過去最高となった。1月から6月までの累計は17.4%増の1375万7300人で、主要20市場のすべてが過去最高を記録した。

 市場別では中国からの訪問者数が最も多く、0.8%増の58万7200人に。2位は昨年の九州地震の影響から回復し、あわせて中韓関係の悪化により日本路線の航空座席数が増加した韓国が、63.8%増の56万8900人と大幅増。3位は台湾が9.0%増の43万3600人、4位は香港が23.7%増の20万1800人となった。台湾は単月の過去最高を記録。そのほかインド、英国、フランスを除く16市場が6月の記録を更新した。

 伸び率が最も高かったのはインドネシアで67.3%増の3万8300人。2位は韓国で、3位はロシアが58.0%増の5600人、4位はマレーシアが43.7%増の3万人、5位はベトナムが30.9%増の2万1900人となった。インドネシアとマレーシアについては、ラマダン明けの休暇が昨年は7月だったところ、今年は6月となったことで大幅に増加した。

 なお、6月の日本人出国者数は前年比3.8%増の132万5000人だった。詳細は別途記載(下記関連記事)。