夏休みの海外1位は3年連続でオアフ、2位は台北-ABロード
エイビーロード・リサーチ・センターはこのほど、旅行検索・比較サイト「エイビーロード」における夏休み期間の海外ツアーの問い合わせ状況を発表した。7月15日から9月30日までのいずれかの日が旅行期間に含まれるツアーについて、1月1日から6月11日までの問い合わせ件数を集計したもので、旅行者がメールで旅行会社に問い合わせた件数と、旅行会社ウェブサイトへの遷移数を含む。
都市・地域別の人気旅行先ではオアフ島が1位となったものの、昨年まで1割を超えていたシェアは7.9%に低下した。2位は昨年に続き台北で6.3%。チャイナエアライン(CI)やタイガーエア台湾(IT)などの増便などにより人気が継続しているという。3位はバリが3.7%で、昨年の7位から上昇。そのほか、昨年4位のグアムが9位にランクダウンした一方、テロ事件の影響により昨年は圏外となっていたパリは7位に上昇した。
方面別ではヨーロッパが2%増となり、唯一前年を上回った。減少率が最も高かったのは南北アメリカで46%減。そのほかハワイが35%減、ビーチリゾートが33%減などとなった。同社は、頻発しているテロ事件や北朝鮮のミサイル問題などにより、海外旅行全体の需要が伸び悩んでいるとの見方を示している。全方面の合計の伸び率は発表していない。
ツアーの平均日数は前年並みの5.7日。日数別では5日が全体の23.4%を占めて最も多く、以下は6日が21.8%、4日が16.7%と続いた。
出発日については8月11日が最も多く、全体の7.2%を占め、以下は10日が5.0%、14日が4.2%となった。帰国日は8月15日が5.5%で1位に。以下は16日が5.2%、7月17日が4.8%となった。同社によると、今年は9月の休日が少ないため、例年以上にお盆に需要が集中する見込みという。