トロント、17年日本人は10万人超-平均3泊へ
カナダのトロント観光局から先ごろ、メディア・リレーションマネージャーのミシェル・シンプソン氏が来日し、業界誌の取材に応えた。同氏は2016年の日本人訪問者数が8.3%増の9万7200人となったことを伝えるとともに、17年については「10万人超をめざす」と説明。平均滞在日数についても「現在の2泊から、少なくとも3泊に伸ばしたい」と語った。
シンプソン氏は「日本市場は非常に重要な市場」と強調した上で、引き続きトロント国際映画祭など各種のイベントを訴求する考えを説明。今年はカナダの建国150周年にあたることから、年間を通じてさまざまな記念イベントが予定されており、イベントへの参加を組み込んだ旅行商品の造成に期待しているという。また、ファムツアーやセミナーなども実施し、同市の安全性や観光素材の多様性をアピールする。
同氏はトロントを「大都市であると同時に、カナダならではの魅力も体験できる街」と説明。車で1時間半の距離にナイアガラの滝があり、周辺のワイナリーもあわせて楽しめることや、世界最大規模のLGBTイベント「プライド・トロント」が開催されていることなどを紹介した。