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一社京旅、インバウンドを積極的に

 一般社団法人京都府旅行業協会(尾池文章会長=コムス)の2017年度定時総会が6月16日、京都市下京区の京都リサーチパークで開かれた。役員改選では尾池会長を再選し、副会長に楠善夫氏(楠新聞舗)、専務理事に常田学氏(ウイニングトラベルサービス)が就いた。

 尾池会長は17年度事業計画を説明する中で「今年の新春賀詞交歓会で門川・京都市長から、インバウンドが増えてきているが税収は増えていないという話がありました。我々の協会にもインバウンドに取り組む会員が増えてきた。協会としてもインバウンドで収入が挙げられるような事業に取り組んでいきたい」とし、インバウンドに関する勉強会を企画する。ちなみに同協会に16年度入会した11社のうち大半がインバウンド系の事業会社だった。

 また、昨年12月に改修したJR京都駅八条口の貸切バス乗降場が事前申込制になり「商売に支障をきたす」との声が会員から挙がっていたことに対して、尾池会長は「我々に事前相談がなく(申込制が)決まっていた」ことに懸念を示し、新執行部では行政や関係機関とのコミットメントを積極的に進めていくとした。

 全国的に珍しい青年部を設置していることに関して、青年部のこれまでの活動を評価し「部員数が若干減ってきています。社員も含めて青年部への参加をお願いしたい」と、尾池会長が呼びかけた。

 そのほか、研修旅行を兼ねて第13回国内観光活性化フォーラムに積極的に参加することを決めたほか、役員の連続任期などについて検討することとした。

 (17/06/30)


情報提供:トラベルニュース社