外務省、7月からUAE人の訪日ビザ免除、富裕層を獲得
外務省は7月1日から、アラブ首長国連邦(UAE)のICパスポート所持者に対して、一般査証の免除を開始する。富裕国からの訪日旅行者の獲得などに向けたもので、同省は4月24日に運用開始を発表していたところ。
これまで観光や商用など、短期滞在を目的とするUAE人には、有料で3年間有効の数字ビザを発給していたが、今後は申請者のパスポートに無料の「ビザ免除登録証シール」を貼り、数次ビザの代わりとする。登録には2営業日を要する。
有効期間は3年のままで、パスポートの残存有効期間が3年未満の場合は、その満了日までとする。1回の滞在期間は30日間まで。30日を超える滞在や就労を目的とする場合は別途ビザを取得する。
UAEは中東を代表する産油国の1つで、昨年の訪日旅行者数は約4500人。世界銀行のデータによると2014年の人口は約945万人で、1人あたりの年間GDPは4万2522米ドル。現在のレートでは約476万円となる。