日本航空、5月の国内線は10.9%増、熊本地震の反動など

  • 2017年6月25日

 日本航空(JL)の2017年5月の運航実績で、国内線の旅客数は前年比10.9%増の280万39人となった。JLによれば昨年の熊本地震による減少の反動に加えて、日並びの良さなどによりゴールデンウィークが好調だったこと、需要喚起の取り組みを強化したことなどにより1割以上の増加となった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は1.7%増、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)は10.9%増で、利用率は5.8ポイント増の69.4%となった。

 路線別の旅客数は、1位は羽田/新千歳線で7.3%増の26万446人、2位は羽田/福岡線で9.8%増の24万8542人となり、4月と順位が逆転した。3位は前月と同様に羽田/伊丹線で11.3%増の20万8659人となり、9位まで同様の順位となった。上位7位は羽田線だった。

 旅客数の伸び率は、那覇/岡山線が50.5%増の1万1644人と最も高かった。以下は伊丹/大分線が50.2%増の7823人、羽田/奄美大島線が39.1%増の7163人と続いた。

 利用率が最も高かったのは伊丹/屋久島線で11.5ポイント増の91.3%。2位は那覇/与論線で2.3ポイント増の84.8%、3位は伊丹/函館線で1.3ポイント増の83.4%となった。

 利用率の伸び率が最も高かったのは伊丹/三沢線で17.3ポイント増の70.1%。以下は羽田/奄美大島線が16.2ポイント増の70.0%、丘珠/三沢線が14.2ポイント増の67.2%と続いた。

▽JL、5月単月
国内線