IHG・ANA、別府に九州初のインターコンチネンタル、19年夏に
IHG・ANA・ホテルズグループジャパン(IHGANA)は2019年夏を目途に、大分県別府市に「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」を開業する。賃貸事業を展開する東京センチュリーによるスパ・リゾート開発プロジェクトに参画するもので、「インターコンチネンタル」のブランドを冠したホテルが九州で開業するのは初めて。土地と建物は東京センチュリーが所有。経営はホテル経営事業などを展開するGHSが、運営はIHG・ANAが担う。主なターゲットは国内外の富裕層。
同ホテルは別府駅から車で15分の位置にある、明礬地区の研究施設として使われていた建物をリノベーションして開業する。総敷地面積は約8万2000平方メートルで、客室数は89室。東京センチュリーによると、リノベーションした「メイン棟」の両側に、客室棟として「マウンテンウイング」「オーシャンウイング」を建設する予定で、レストランや温泉を利用したスパ、フィットネスルーム、プールなどを備えるという。
今回の発表に際して3社は、それぞれコメントを発表。IHG・ANAのCEOを務めるハンス・ハイリガーズ氏は「素晴らしい温泉などに恵まれた別府に新ホテルが誕生すること大変嬉しく思う」と喜びを示し、東京センチュリー代表取締役社長の浅田俊一氏は「初めてラグジュアリー・リゾートの開発を手がけるが、世界有数のホテルブランドであるインターコンチネンタルの誘致に成功し、嬉しく思う」と述べた。GHS代表取締役の近藤智氏は「別府はアジアでも知名度が高く、国際観光都市としてポテンシャルのあるデスティネーション」と期待を示した。