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スカイチーム、旅行会社向けに全国セミナーを初開催

  • 2017年6月25日

会場の様子  スカイチームは設立記念日の6月22日に、都内で旅行会社向けのワークショップとセミナーを開催した。27日には名古屋、28日には大阪、7月3日には福岡でも開催する予定で、全国規模での開催は初めてという。

 本誌の取材に応えたアリタリア-イタリア航空(AZ)日本地区代理店営業部シニアセールスレプリゼンタティブの丹羽歩氏は、「スカイチームには日系航空会社が入っていないので、他のアライアンスに比べて知名度は高くない。是非とも旅行会社からお客様に、スカイチームのサービスを伝えてほしい」と今回のセミナーの目的を説明。大韓航空(KE)日本地域本部旅客チームマーケティンググループ課長の坂田哲彦氏も、「日本市場では一般消費者への宣伝活動を積極的におこなっていないので、旅行会社を重視している」と述べた。

KEの坂田氏  セミナーでは坂田氏がスカイチームのプロダクトについて紹介。共通の優先サービス「SKY Priority」については「航空会社間でブランドを統一して展開したグローバルアライアンスは我々が初めて」とアピールし、搭乗手続きや手荷物の預かり、国によっては入国審査なども優先していることを説明した。現在はスカイチームの加盟会社が就航している1060都市のすべてに、サービスの導入を完了しているという。

 そのほか、スカイチームが運営するラウンジを、ロンドン、シドニー、イスタンブール、香港、ドバイ、北京の6空港に開設しており、年末には北米では初めてバンクーバーでもオープンすることを紹介。スカイチームにカナダの航空会社は加盟していないが「加盟会社のハブ空港でなくても快適に旅行することができる」と強調した。

 スカイチームの世界一周運賃「Go Round the world」については、特徴や今年のルール変更などを説明。あわせて世界一周の旅程を試作できるウェブサイト「Sky Team.biz」も紹介し、ストップオーバーやフライトの利用制限などをシステムに確認させながら、何度も簡単に旅程を組めることをアピールした。作成した旅程はアイテナリー番号を付与して同サイト上に保存しておくこともできるという。