日本航空、新仕様のB787-9導入、クアラルンプール線から
日本航空(JL)は7月31日から、デイリー運航中の成田/クアラルンプール線に新たな仕様のボーイングB787-9型機を導入すると発表した。同路線は現在、ビジネスクラス44席・プレミアムエコノミークラス35席・エコノミークラス116席のB787-9型機で運航しているが、新たな機材はビジネス52席・プレミアムエコノミー35席・エコノミー116席で、ビジネスクラスが8席増える。ビジネスクラスの座席は、昨年6月にB777-200ER型機に導入した最新のフルフラットシート「JAL SKY SUITE III」に変更し、業務渡航者の取り込みを強化する。
「JAL SKY SUITE III」の配列は1-2-1で、全席から通路へのアクセスが可能。フルフラットにすると長さは約198センチメートル、幅は約53センチメートルとなる。通路側のアームレストは内側に小物入れのある可動型で、収納すると幅は約74センチメートルにまで拡大する。そのほか、一部の座席は足元を立体的に交差させるなどして十分なスペースを確保。プレミアムエコノミークラスの「JAL SKY PREMIUM」、エコノミークラスの「JAL SKY WIDER」については、従来のB787-9型機と同様のシートを使用する。
なお、成田/クアラルンプール線に投入する同機材は、整備の関係上、当初は火曜日のみ成田/大連線を運航する。新仕様のB787-9型機は順次、国際線中長距離路線への導入を進める。