新ブランドのロゴマーク 　プリンスホテルはこのほど、新たなブランドとして宿泊特化型ホテルの「Prince Smart Inn」の創設を発表した。予約やチェックイン、チェックアウトなどにICTやAIなどを活用するホテルとする考え。首都圏に加えて新幹線駅や地方空港の周辺都市など、日本国内の同社がこれまでに展開していないエリアを中心に出店を検討し、2019年度中の開業をめざす。

　主なターゲットは国内外の20代・30代のビジネス客や、20代から40代までのレジャー客。宿泊料金は1室あたり1万円前後とする予定で、客室数は1軒あたり100室から150室程度とする。同社広報部によれば「中長期的な目標として、100軒前後の出店をめざす」との考え。

　プリンスホテルはこれまでに「The Prince」「Grand Prince Hotel」「Prince Hotel」の3ブランドを展開しているが、「Prince Smart Inn」についてはこれらの「フルサービス」のブランドとは区別。「リミテッドサービス」のホテルと位置づけ、フランチャイズや運営受託なども検討する。