ハウステンボス、HIS渋谷のVR施設を公開、女性の取込はかる
ハウステンボス(HTB)は6月19日、24日にエイチ・アイ・エス(HIS)の渋谷本店でグランドオープンする有料のVRアトラクション施設「SHIBUYA VR LAND by HUIS TEN BOSCH」のメディア向け体験会を開催した。HTB専務取締役の高木潔氏(※高ははしご高)は本誌の取材に応え、「VRは家庭用ゲーム機の延長のイメージがあるので、男性からの関度が高いが、流行を作り出す力のある女性にも是非体験してもらいたい」と話し、カップルや女性同士のグループなどの取り込みをめざす考えを示した。
高木氏は、「具体的には女性にも楽しめる音楽ゲームや、『壁ドン』体験のアトラクションなども用意した」とアピール。各ゲームの体験時間は5分前後と短めに設定しており、気軽に立ち寄って体験できる点を訴求していく考えだ。17日にプレオープンしてからの客入りは「これまではウェブサイトで告知しただけで、特段の宣伝をしていないが順調。皆様の興味や関心の高さが伺える」という。
同施設の敷地面積は約100平方メートル。ハウステンボスで最も人気が高いという、逆バンジーで宇宙に飛ぶ「ウルトラ逆バンジー」、心霊スポットを探検する「VR心霊百物語」、シューティングゲームの「BLAST×BLAST」、音楽ゲームの「エアトーン(AIRTONE)」、男性や女子高生から「壁ドン」される「迫りくる愛のささやき~恋愛シュミレーションVR~」を提供する。チケットは同施設で当日分のみ販売し、料金は1名あたり2200円。年間の入場者数は7万人、売上高は1億5000万円をめざす。
なお、関東のHIS各店でハウステンボスを訪れる旅行商品を購入した人には、同施設の1000円分の割引券を提供し、シナジーを生み出す考え。高木氏は「VR施設を通じてハウステンボスを知ってもらいたい。VR施設はかなりの広告効果が見込めるはず」と期待を示した。