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中国国際航空、新たな路線やサービスを訴求-営業強化も

  • 2017年6月15日

会場風景  中国国際航空(CA)の東京支店はこのほど、旅行会社向けに「2017年上期商品説明会」を開催し、新規就航路線や新たに開始したサービスなどをアピールした。説明会は年に2回程度、夏ダイヤまたは冬ダイヤの発表などにあわせて開催しているもので、この日は旅行会社の担当者約40名が参加した。

 プレゼンテーションを実施した旅客営業部顧客管理担当の鎮目裕氏は、国際線については昨月に週3便で上海(浦東)/バルセロナ線を、今月に入り週3便で北京/アスタナ線を、週4便で北京/チューリッヒ線を、それぞれ開設したことを紹介。いずれも1日4便運航している成田/浦東線、1日1便の羽田/北京線と同日乗継可能であることなどをアピールした。

鎮目氏によるプレゼンテーション  国内線については、成都からハミ/カラマイ線、クチャ/カシュガル線をそれぞれ週4便で新設し、新疆ウイグル自治区への路線を拡充したことを説明。シルクロード観光への活用などを提案した。

 そのほかには、最新鋭機材のエアバスA350型機の導入を順次進めていること、一部の国際線の上級クラスを対象に機内食の事前予約サービスを開始したことなどを説明。また、モバイルアプリの日本語版の提供も開始したことを伝え、運航状況の確認やチェックインなどに限らず、遅延・欠航証明書の発行などさまざまな機能を活用することを提案した。

 また、引き続き法人契約の獲得にも注力する考えを強調。旅行会社や契約企業には送客数などの面でペナルティを設けていないことを説明するとともに、特に旅行会社については「これまで以上に強い関係を築くために、コミッションやインセンティブなどはどんどん提供させていただく。企業様のニーズがあれば紹介してほしい」とアピールした。

久保田氏  説明会の最後には、旅客営業部副部長の久保田晃氏が「昨年は訪中日本人旅行者数が増加に転じた。今年は日中国交正常化45周年、来年は日中平和友好条約締結40周年なので、上昇気流に乗りたい」と挨拶し、参加者に協力を求めた。また、このほど営業スタッフを増員したことも紹介し、旅行会社および企業への営業を強化する考えを示した。