ティーウェイ航空、成田/済州線開設へ、9月から週4便

  • 2017年6月8日

 ティーウェイ航空(TW)は9月2日から、成田/済州線の運航を週4便で開始する。同社は2016年4月に成田/ソウル(仁川)線を、同年9月には成田/大邱線を開設しており、済州線は3番目の成田線。TW東京支店によれば、以前から済州線の開設を要望していたが、これまでは両空港のスロットが確保できなかったという。使用機材は全189席のボーイングB737-800型機で、現在は政府認可申請中。

 済州線は、10月28日までは火・木・土・日曜日の週4便で運航。10月29日から12月16日までは、済州のスロットが取得できなかったことから土曜日を除く週3便で運航し、12月17日以降は再び週4便に戻す。なお、10月29日以降の冬ダイヤの運航スケジュールについては後日発表する。

 TWによれば、同路線の乗客のうち7割が日本発、3割が済州発となる見込み。11月から3月までの閑散期は搭乗率70%以上を、4月以降は80%以上をめざす。

 朝鮮半島情勢が不透明化し、訪韓旅行需要に影響が出ていることについては、4月に外務省が注意喚起のスポット情報を発表後、パッケージツアーを中心にキャンセルが続き、5月には需要が激減したことを説明。その上で「FITを中心に徐々に回復傾向にあり、落ち込みが激しかったパッケージツアーについても6月以降は回復しつつある」とした。

 今後の増便については、「済州のスロットが確保できればデイリー化したい」との考え。ただし、韓国の高高度防衛ミサイル(THAAD)の配備で悪化した中韓関係が回復しつつあることから、「中国路線が復活し、スロットが非常に確保しにくくなっている」という。済州線の運航スケジュールは以下の通り。

▽TW、成田/仁川線運航スケジュール(9月2日~10月28日)
TW242便 NRT 11時10分発/CJU 13時30分着(火)
TW242便 NRT 12時40分発/CJU 15時00分着(木)
TW242便 NRT 10時20分発/CJU 12時40分着(土)
TW242便 NRT 13時05分発/CJU 15時35分着(日)
TW241便 CJU 14時30分発/NRT 16時25分着(火)
TW241便 CJU 16時00分発/NRT 17時55分着(木)
TW241便 CJU 13時30分発/NRT 15時25分着(土)
TW241便 CJU 16時30分発/NRT 18時25分着(日)