日本旅行は今年8月、航空券手配など出張に関する一連の業務をウェブ上でおこない、データを一元管理する出張管理システム「出張なび」に、出張者のスケジュールや経費を管理する機能を追加する。サイボウズの行動管理システム「サイボウズ・ガルーン」およびコンカーの経費精算・管理システム「Concur Expense」との連携によるもので、出張者と出張管理部門の業務の効率化をはかる。日本旅行は約500社に上る契約企業を、2年後までに倍増させたい考え。

　新機能の追加後は「サイボウズ・ガルーン」の管理画面からワンクリックで「出張なび」のウェブサイトに移り、スケジュールに適した交通手段や宿泊施設の予約ができるようになる。また「出張なび」で作成した出張のスケジュールや、購入した交通機関のチケットなどの経費は、それぞれ「サイボウズ・ガルーン」と「Concur Expense」に自動的に反映されるという。

　なお、「サイボウズ・ガルーン」は今秋にヴァル研究所の経路探索機能や旅費計算機能などを提供するクラウド型サービス「RODEM」との提携も予定しており、同社では「出張なび」とあわせて「RODEM」を契約する場合、セット料金で提供する。