マニラのリゾート施設で発砲と放火、外務省が注意喚起
外務省は6月2日、同日未明にマニラのニノイ・アキノ国際空港近くの複合リゾート施設「ワールド・リゾート・マニラ」で、発砲や放火による死傷者が出た事件を受けて、注意喚起のスポット情報を発出した。マニラを訪れる旅行者には最新情報の入手に努めること、現場付近やテロなどの標的となりやすい場所には近づかないこと、「たびレジ」への登録などを呼びかけている。
同省によれば、午前6時の時点で同施設は閉鎖され、警察などによる警戒態勢が敷かれているという。フィリピン警察当局は犯行の様子などから、テロとの関連を否定し、強盗未遂などの可能性を示唆している。日本人の被害者については報告されていない。
外務省は現在、フィリピン全土にレベル1の注意喚起からレベル3の渡航中止勧告までを発出し、旅行者に注意を呼びかけているところ。前日の1日にも「海外安全ホームページ」で従来の危険レベルを継続することを発表していた。