シルクエアー、10月に広島/シンガポール線、週3便で

  • 2017年5月31日

MI、B737型機イメージ(Boeing Photo)  シンガポール航空(SQ)の子会社で短・中距離路線を運航するシルクエアー(MI)は10月30日から、週3便で広島/シンガポール線を運航する。MIは昨年12月と今年1月にチャーター便として同路線を運航しているが、日本へ定期便はこれが初めてとなる。運航機材はボーイングB737-800型機で、座席数はビジネスクラスが12席、エコノミークラスが150席の計162席。関係当局の認可が前提となる。

 なお、広島/シンガポール線については過去にSQが運航していたが、2003年4月に撤退。定期便の就航は14年半ぶりとなる。

 SQによると、MIが広島線の就航を決めた理由は「過去にSQが運航していた歴史があり、近隣県からの需要も見込めるため」。SQは現在、日本路線については大型機のエアバスA380型機などを使用してシンガポール/成田、羽田、中部、関空、福岡線の5路線を運航しているが、広島線については「マーケットの需要を鑑みてMIでの運航が最適と判断した」という。

 需要の比率は日本発とシンガポール発で半分ずつを想定。観光客が65%から70%程度、業務渡航者が30%から35%程度を見込むという。ロードファクターは8割以上をめざすとした。運航スケジュールは下記の通り。

▽MI、広島/シンガポール線(10月30日~)
MI867便 HIJ 10時25分発/SIN 15時40分着(月・木・土)
MI868便 SIN 01時45分発/HIJ 09時30分着(月・木・土)