マカオ、3月の日本人は19%増、17年は30万人超を予想

  • 2017年6月1日

 マカオ観光局によると、2017年3月の日本人旅行者数は前年比19.2%増の3万3158人となり、2ヶ月連続で前年を上回った。このうち77.5%が香港などからのフェリーを利用した海路による訪問で、空路による訪問は14.4%、珠海などからの陸路による訪問は8.1%だった。

 同局によれば増加の要因は、西日本を中心に地方空港からの香港線が増加して香港経由でマカオを訪問する日本人が増えたこと、ホテル数の増加などで客室が予約しやすくなったことなど。尖閣諸島問題など日中間の政情不安による需要の低迷からも回復傾向にあるという。

 2017年に入ってからの日本人旅行者数は、1月は0.2%減の2万5777人、2月は29.5%増の2万7058人で、1月から3月までの累計は15.4%増の8万5993人。今年は16年の30万613人と同様に30万人以上の日本人旅行者を見込むという。