4月の出国者数は0.8%増の126万人、11ヶ月連続の増加
日本政府観光局(JNTO)によると、2017年4月の日本人出国者数(推計値)は前年比0.8%増の126万人となり、昨年6月から11ヶ月連続の増加となった。2月は12.2%増の149万3399人、3月は12.6%増の174万5405人と2か月連続で2桁増していたことから、1月から4月までの累計は7.1%増の579万3900人となった。
観光庁長官の田村明比古氏は5月19日の定例会見で、4月の伸び率が微増にとどまったことについては「ゴールデンウィークの日並びが良かったので、5月には(多くの日本人が)海外旅行に行ったと聞いている」とコメント。今後の見通しについては「5月の様子を見てから判断した方がよいのでは」との見方を示した。
そのほか、今後の海外旅行の需要拡大については、旅行会社に向けて「観光地の魅力が十分に発信されていないケースがあるのでは」と指摘。一例として中国を挙げ「豊富な観光素材があるが、まだまだアピールできていない」と語った。
なお、4月の訪日外国人旅行者数は23.9%増の257万8900人だった。詳細は別途記載(下記関連記事)。