日本旅行業協会（JATA）は、今年で6回目となる学生向けの「海外卒業旅行企画コンテスト」を実施する。若年層の海外旅行の喚起をめざすもので、1次・2次審査で優秀企画6作品を選定。企画した学生はJATA会員会社と協力し、2017年度下期に販売できる旅行商品に仕上げ、9月22日に「ツーリズムEXPOジャパン2017」の会場で公開プレゼンテーションを実施。そのなかから優秀作品賞、審査員特別賞を決定する。

　募集する企画は、学生が所属する大学・学校がある地域の空港を出発地とすることが条件。国内線から国際線への乗り継ぐ旅程も可能だ。応募資格は全国の大学、短期大学、専門学校に在籍する学生で、同一学校の学生によるグループでの応募も受け付ける。

　応募期間は6月1日から7月6日まで。JATAのウェブサイト「もっと！海外へ」からダウンロードした所定の申込書を、メールで送付して申し込む。JATAによると、昨年は例年より2ヶ月早く応募要項を告知したため、一昨年の95作品を大幅に上回る259作品の応募があった。観光系学部や学科の学生に加え、ゲーム制作をおこなう専門学校生などからも応募があったという。今年は昨年と同程度の応募を見込む。

　グランプリには、30万円分の旅行券と全日空（NH）のエコノミークラス往復航空券を最大3名分贈呈する。優秀作品賞は10万円分の旅行券とスーツケースを、審査員特別賞には5万円分の旅行券をプレゼントする。