ANAHD、徳島県と連携協定、観光や「あわ文化」アピールで
ANAホールディングス(ANAHD)と徳島県はこのほど、「徳島県の地方創生の推進に向けた連携と協力に関する協定」を締結した。観光振興、交流人口の拡大、阿波おどりなど「あわ文化」の国内外への発信、県産品の販売強化などで連携し、同県の活性化をはかる。都道府県との包括連携協定は、三重県、静岡県、北海道、高知県に続く5件目。
観光の振興については、全日空(NH)が各都道府県の食文化を紹介するプロジェクト「Tastes of Japan」で、6月から8月まで徳島県を特集。機内誌などでアピールするほか、機内食やラウンジで同県にちなんだメニューを提供する。
また、ANAセールスが「ANAスカイホリデー」で12月から2018年3月まで、「誘遊四国キャンペーン」を実施。県南部や徳島市内、鳴門、美馬、祖谷地域などで、パッケージツアーに申し込んだ人が利用できる周遊バスを運行する。このほか、訪日外国人旅行者向けの取り組みもおこなうという。
交流人口の拡大に向けた施策では、徳島発着路線で乗継割引運賃を設定。割引率は最大約80%とした。このほか、「あわ文化」の発信については、阿波藍、阿波人形浄瑠璃、阿波おどり、アジアで初めて徳島県で演奏されたというベートーヴェンの「交響曲第9番(第九)」の4つのテーマを国内外にアピール。なかでも欧州での阿波おどりのピーアール活動について積極的に協力する。