エボラブルアジア、東京マスターズを子会社化、海外BTMに本腰
エボラブルアジアはこのほど、主に海外出張手配を手がける東京マスターズの全株式を取得して子会社化した。エボラブルアジアはこれまで、ビジネストラベルマネジメント(BTM)事業では主に国内の出張手配をおこなってきたが、東京マスターズを子会社化することで海外についても本格的に事業を拡大する。
具体的には、国内航空券、新幹線、宿泊などを取り扱っている出張予約システム「旅Pro-BTM」に海外航空券などを加えて、既存および潜在的な利用者のニーズに応える。日本では多くの企業が航空券に関して充分な経費管理をおこなっていないことから、事業拡大の余地があると判断したという。また、エボラブルアジアは国内企業、東京マスターズは外資系企業に強みを持つことから、今後はそれぞれの商材をお互いの顧客に提案する考え。
エボラブルアジアによれば、昨年の同社のBTM事業の売上高は十数億円で、東京マスターズとの合計では30億円程度の規模になるという。今後は「中期的な目標」として計100億円をめざす考え。なお、17年9月期の業績に与える影響は軽微とした。