成田、16年度の国際線旅客は4.4%増、外国人が日本人上回る
成田国際空港(NAA)によると、2016年度の国際線旅客数(速報値)は前年比4.4%増の3241万284人となり、2年連続で前年を上回った。このうち日本人旅客数は2.9%増の1348万9372人。一方、外国人旅客数は10.8%増の1429万9658人で、3年連続で最高値を更新するとともに、通年で初めて日本人旅客数を上回った。通過客は8.4%減の462万1254人だった。
旅客便の発着回数は6.1%増の16万7334回で、2年連続で過去最高を記録。香港航空(HX)、ジンエアー(LJ)、ハワイアン航空(HA)など10社が新たに乗り入れたことや、韓国、香港、中国などのアジア方面を中心に新規就航や増便が相次いだことが後押しした。
3月単月では、国際線旅客数は4.4%増の286万3588人。このうち日本人は8.1%増の135万3517人、外国人は7.3%増の123万2315人となり、外国人は3月として過去最高を記録した。通過客は18.9%減の27万7756人。旅客便の発着回数は4.0%増の1万4365回で、こちらも3月として過去最高となった。
なお、16年の国内線の旅客数は4.7%増の721万517人で、旅客便の発着回数は1.4%増の5万617回。3月単月では、旅客数は14.5%増の70万6571人で、発着回数は11.3%増の4666回だった。国内線の詳細は別途記載(下記関連記事)。