Airbnb、16年の経済効果を試算、訪日客は370万人利用
Airbnbはこのほど、2016年に同社が日本国内で生み出した経済効果が、前年比80%増の9200億円に上るとの試算を発表した。国内のホストの収入とゲストの支出、それらに付随する地域での経済活動などを合わせたもので、同社の内部データや今年1月にホストとゲストを対象に実施した調査の結果をもとに推計したという。9200億円のうち、ホストの収入とゲストの支出の合計は70%増の4061億円だった。
16年に同社を利用した訪日外国人旅行者数は170%増の370万人で、韓国人が最も多く、以下は中国、米国、香港、台湾が続いたという。日本人の利用者数については公表していない。
外国人旅行者の延べ宿泊者数を都市別でみると、最も多かったのは東京23区で、以下は大阪市、京都市、福岡市、札幌市など大都市が続いた。1人あたりの平均宿泊日数は3.4泊だった。
そのほか、16年の国内ホストの平均貸出泊数は平均89泊、平均収入は100万4830円だったことも明らかにした。