韓国、3月の日本人は22%増、4月は伸び鈍化

  • 2017年4月25日

 韓国観光公社(KTO)によると、2017年3月の日本人旅行者数は前年比22.4%増の27万4478人となり、昨年6月から10ヶ月連続で大きく増加した。1月から3月までの累計は21.5%増の61万4372人。

 16年の訪韓日本人旅行者数は、前年に流行した中東呼吸器症候群(MERS)の影響から回復し、25.0%増の229万7893人を記録。KTOは17年は「完全回復」に向け年間250万人をめざしている。

 一方で4月11日には、外務省が朝鮮半島情勢の不透明化を受けて韓国に関する注意喚起のスポット情報を発出。KTOによれば、旅行会社や航空会社などによっては、日本人旅行者のキャンセルが相次いだところもあったという。

 KTOは現在の状況については「すでにキャンセルは落ち着いたと聞いている」と述べるに留めた。4月の日本人旅行者数は25日時点の時点では3%増で推移しており、伸びは鈍化しているもののプラスで着地する見込み。