国内LCC、GW予約数は10%増-新興は全社が増加
ピーチ・アビエーション(MM)、ジェットスター・ジャパン(GK)、バニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)の国内LCC4社が4月21日に発表したゴールデンウィーク期間(2017年4月28日~5月7日)の予約状況で、合計の予約数は前年比10.1%増の36万3791人、座席数は9.1%増の49万2840席となった。利用率は0.7ポイント増の73.8%だった。このうち国際線は予約数が21.8%増の11万4782人、座席数が16.3%増の13万7160席で、予約率は3.8ポイント増の83.7%に。国内線は予約数が5.4%増の24万9009人だったのに対し、座席数が6.5%増の35万5680席となり、予約率は0.7ポイント減の70.0%となった。
国際線の予約数が最も多かったのはMMで、16.5%増の5万7672人。前年からの予約数の伸びは、座席を81.8%増の7560席に増やしたIJが59.1%増の6306人と最も伸長した。
予約率はJWが6.0ポイント増の84.8%で首位に。次いで、MMが0.3ポイント増の84.3%、IJは11.9ポイント減の83.4%となり、3社が8割を超えた。予約率の伸びは、唯一7割台に留まったGKが9.2ポイント増の79.8%と最も高かった。
国内線の予約数が最も高かったのはGKで、7.2%増の11万2740人。前年からの予約数の伸びは、座席を81.8%増の5万7600席に増やしたJWが最も伸長し、82.6%増の4万2077人となった。予約率は、MMが前年から1.9ポイント減少したものの80.1%と最も高く、唯一8割を超えた。予約率が最も伸びたのはIJで、11.8ポイント増の65.8%となった。
次ページ>>>新興5社も予約数10%増、予約率は72.3%に