日系2社、GWの国内線予約は12%増、全方面が好調
全日空(NH)と日本航空(JL)が4月21日に発表したゴールデンウィーク期間(2017年4月28日~5月7日)の予約状況で、国内線予約人数の合計は前年比12.0%増の211万5663人となった。座席数は0.5%増の319万2454席で、予約率は6.8ポイント増の66.3%となった。
企業別では、NHは座席数が前年並みの187万4316席だった一方、予約人数は12.0%増の120万9846人となり、予約率は6.9ポイント増の64.5%となった。JLは座席数が1.2%増の131万8138席だったのに対し、予約人数が12.0%増の90万5817人で、予約率は6.6ポイント増の68.7%となった。2社ともに、日並びの良さから予約数・予約率が好調に推移した。
2社を方面別に見ると、NHは全方面の予約数と予約率が前年を上回り、このうち予約数は中部/成田、羽田線、羽田/八丈島線の3路線からなる「その他」を除くと、関西が17.5%増の10万5622人と最も伸長。以下は東北・北陸が15.3%増の12万4351人、昨年に地震に見舞われた九州が14.4%増の30万8478人と続き、5方面が2桁増となった。
予約率は沖縄が4.7ポイント増の70.3%で最も高く、唯一の7割台に。次いで、「その他」が4.1ポイント増の68.7%、東北・北陸が9.3ポイント増の67.4%となった。予約率の伸びは東北・北陸が9.3ポイント増で最も高く、以下は九州が9.1ポイント増の63.6%、関西が8.1ポイント増の62.1%と続いた。GW期間中の臨時便は、羽田/那覇線を1便運航する計画。
JLも全方面の予約数と予約率が前年を上回り、予約数は九州が18.7%増の21万3121人と最も伸長。次いで、東北・北陸が16.2%増の7万8326人、中国・四国が15.6%増の11万9873人などとなった。予約率は沖縄が10.8ポイント増の78.0%で最も高く、5.3ポイント増の72.9%となった北海道とともに7割を超えた。予約率の伸びは沖縄が10.8ポイント増と最も伸長。GW期間中の臨時便は羽田/那覇線を10便、羽田/出雲線を4便運航する予定。
期間中のピークは、下り便はともに5月3日。上り便はNHが5月7日、JLが5月6日を見込む。