ベルトラ、上海に現地法人を設立、観光情報サイトも開設
海外オプショナルツアーの予約ウェブサイト「VELTRA」を運営するベルトラはこのほど、上海に完全子会社の「VELTRA Shanghai」を設立し、4月10日から営業を開始した。資本金は100万元(約1500万円)で、董事長兼経理には日系大手メーカーや米系ソフトフェア会社などを経て、昨年8月にベルトラに入社した周洋氏が就任する。
同社は2015年9月から「VELTRA」の中国語繁体字・簡体字版を展開していたが、新たに現地法人を立ち上げることで、中華圏での事業展開を本格化する。これまでVELTRAの利用者のうち1%未満だった中華圏の利用者を、今後3年から4年程度かけて2割にまで拡大する考え。
現地法人は営業開始にあわせて、世界の観光地を紹介する情報サイト「VELTRA LIFE」を開設。台湾や香港の利用者向けに中国語繁体字で提供しており、17年中には中国本土向けに簡体字でも提供を開始する予定。中国の旅行関連会社との戦略的な提携なども検討しているという。
スタッフ数は17年度中は10名未満とし、18年度以降は徐々に増やす考え。