外務省、欧州全域に再度の注意喚起、テロ発生国が拡大
外務省は4月11日、「海外安全ホームページ」において、欧州全域を対象とする注意喚起のための新たな広域情報を発出した。4月に入り、ロシアのサンクトペテルブルク地下鉄で爆発事件、スウェーデンのストックホルムでトラック突入事件が発生したほか、8日にはノルウェーのオスロの地下鉄駅付近でも爆弾らしき不審物が発見されたことを受けたもので、これまでに大きなテロ事件が発生していない国でも事件が発生していることを問題視した。
同省は3月下旬にも、ロンドンでの車両突入事件などを受けて欧州全域を対象とする広域情報を発出したばかり。今回発出した情報では、4月中旬のイースター期間に教会や関連行事などが攻撃される可能性が懸念されるとして、旅行者には「いつどこでテロが起きてもおかしくないとの認識を持つことが重要」と呼びかけている。あわせて、引き続き最新情報の入手に努めること、テロの標的となりやすい場所を訪れる際には注意を払うこと、「たびレジ」への登録なども求めた。