ペルー・マチュピチュ、7月より「マチュピチュ遺跡」入場に関し、新たな法案を適用
「失われた都市」として世界中の旅行者を魅了しているマチュピチュ遺跡では、2017年7月01日よりマチュピチュ遺跡観光に関し、入場に関する新たな法案が適用されることになりました。
同法案はペルー文化庁の新方針であり、歴史遺産であるマチュピチュ遺跡の環境保全とガイドの雇用増を考慮し制定されました。
同法案適用後は、以下のようになります。
■ 法案適用後の「マチュピチュ遺跡」観光について (2017.7~)
1. マチュピチュ遺跡への観光客(個人・団体)は、外国人/ペルー国籍保有者問わず、入場の際は、一名であっても必ず正規の公認ガイドの同行が義務付けられます。
また必ず、入場時に同行したガイドと一緒に退場する必要があります。
2. ガイド1名につき同行可能な旅行者は、最大16名までとなります。
旅行者が17名となった場合は、さらにガイドを1名追加することが義務付けられます。
(16名毎にガイド1名の同行が必要)
3. 遺跡観光の入場時間が二部制となります。
これまでは一日券でしたが、7月以降は半日券となります。
これにより遺跡に1日中滞在する場合は、午前券と午後券の両方が必要となります。
・午前券 (06:00~12:00)
・午後券 (12:00~17:30)
7月以降、マチュピチュ遺跡へのご旅行をご予定の方は、ご注意ください。
以下に、ペルー文化庁からの通知書の日本語訳文をご案内いたします。
2017年3月24日発表 マチュピチュに関して
法案(法令番号070-2017-MC) 2017年2月02日付
マチュピチュまたヤクタ遺跡の環境保全を考慮した観光客規制案」が、サルバドール文化大臣によって決議され、2017年7月01日より適用されます。
この法案は文化遺産・歴史遺産の環境保全を考慮し制定されました。
第2章に法案の詳細・禁止事項を追加いたしました。
第18条 マチュピチュでのガイドについて
第18条第2項
ガイドを担当する者は、ツアー参加者が入場から退場まで秩序を乱さないよう管理しなければならない。
団体での参加は1グループ16名までとし、終始ガイド同行のもと行動しなければならない。
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※結論:
1.1 インカ都市への訪問者は、ペルー国籍であってもガイドを同行し、入場しなければならない。
1.2 団体は最大16名
1.3 遺跡への入退場は、ガイドの指示のもとで行う。
情報提供:株式会社ラティーノ、日本海外ツアーオペレーター協会