外務省、ロシアに注意喚起のスポット情報、地下鉄爆発で

  • 2017年4月4日

 外務省は4月3日、ロシアのサンクトペテルブルク市地下鉄で現地時間14時30分頃に発生した爆発事件を受けて、注意喚起のためのスポット情報を発出した。事件はテフノロギーチェスキー・インスティトゥート駅とセンナヤ広場駅の間を走行していた地下鉄の車内で起きたもので、現地のメディアによるとこれまでに11人が死亡し、45名が負傷しているという。日本人の被害者については報告されていない。

 外務省はロシア、特にサンクトペテルブルク市への旅行者に対して、最新の関連情報を入手すること、当面の間は不要な外出を避けること、特に現場となった地下鉄駅には近づかないことなどを呼びかけている。また、やむを得ず不特定多数が集まる場所などを訪れる際には、周囲の状況に注意を払うことを求めている。

 そのほか、渡航前には家族や職場などに日程や渡航先での連絡先を伝えておくこと、3ヶ月以上滞在する場合は在留届を提出すること、3ヶ月未満の場合は「たびレジ」に登録することを要望。同省のウェブサイト上で公開しているパンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」「海外旅行のテロ・誘拐対策」なども参照するよう促している。