JNTO、新たに海外3事務所を開設、デリーやローマなど

  • 2017年3月30日

 日本政府観光局(JNTO)は3月30日、インドのデリー、イタリアのローマ、スペインのマドリードに新たな海外事務所を開設した。2016年のインド、イタリア、スペインからの訪日旅行者数は、それぞれ前年比19.3%増の12万3007人、15.6%増の11万9252人、19.0%増の9万1849人でいずれも過去最高を記録。事務所の開設により、各市場での市場分析やプロモーションなどを強化し、訪日旅行者数の増加をはかる。

 デリー事務所は今後、インド市場向けの情報ウェブサイトの制作や、ボリウッド映画を活用したプロモーションなどを実施。ローマ事務所は実施中の欧州15ヶ国を対象とする統一キャンペーンに加えて、ミラノで4月に開催される国際旅行博「BIT2017」に出展。マドリード事務所は統一キャンペーンに加えて、航空会社との共同広告を展開。来年1月にマドリードで開催される旅行博「FITUR」への出展も予定する。なお、いずれの事務所も現在は仮オフィスに入居中で、追って本オフィスに移転するという。

 JNTOは昨年12月にはロシアのモスクワ、今年2月にはベトナムのハノイ、3月8日にはマレーシアのクアラルンプールに新たな事務所を開設したところ。今回の開設をあわせて海外事務所の数は20ヶ所となる。今後はフィリピンのマニラにも事務所を開設する予定。