デルタと大韓航空、共同事業に向け覚書、太平洋路線を強化
デルタ航空(DL)と大韓航空(KE)は3月29日、太平洋路線での共同事業を実施するための覚書を締結した。路線網の拡張などが目的で、今後は覚書に関する諸条件を確認後、最終合意に調印して政府認可を申請する予定。
認可取得後は対象となる便の売り上げやコストを共有するほか、乗継利便性の向上に向けてフライトスケジュールを調整する。そのほかコードシェア便の拡大、マイレージプログラムなどの連携強化、主要空港での施設共有なども進める。DLによれば今回の覚書により、両社のネットワークはアメリカ大陸の290都市以上、アジアの80都市以上を網羅するという。
太平洋路線の強化については、DLは6月3日からアトランタ/ソウル(仁川)線の運航を1日1便で開始する予定。同路線についてはすでにKEが1日1便運航しており、DLとのコードシェアを実施している。
一方のKEは、今夏には1日2便で運航中の仁川/ロサンゼルス線を1日3便に増便。そのほか、1日1便の仁川/サンフランシスコ線を順次増便し、9月までには1日2便体制にするという。