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外務省、エチオピアの一部で危険レベル引き下げ、聖地も

  • 2017年3月26日

 外務省は3月23日、エチオピアのアムハラ州とオロミア州の一部の地域について、危険レベルを2の「不要不急の渡航は止めてください」から1の注意喚起に引き下げた。両州では2015年11月から反政府抗議行動が続発し、治安部隊との衝突を繰り返していたが、昨年10月の非常事態宣言発出後は大規模な抗議行動などが発生しておらず、治安が改善されたことを勘案した。これにより、エチオピア正教の聖地であるラリベラなど、一部の主要観光地の危険レベルが下がった。

 一方で外務省は、治安が安定してからまだ日が浅いこと、情勢が急変する可能性があることなどから、旅行者には自ら安全対策に努め、夜間の外出や単独行動などをできるだけ避けるよう求めている。また、非常事態宣言解除後の見通しが不透明であることから、期限を迎える4月上旬の変化には十分するよう呼びかけている。