アメリカン航空など、ラスベガスでのレンタカー旅を訴求
アメリカン航空(AA)はこのほど、ラスベガス観光局とハーツ・アジア・パシフィックと共同で、旅行会社向けのセミナーを開催した。3社による共同開催は初めて。テーマは「GO!ラスベガス 愉しみ方は無限大」で、それぞれAAは航空ネットワークや機材、ラスベガス観光局は現地の最新情報、ハーツ・アジア・パシフィックは提供しているサービスやおすすめのスポットなどを提案した。
AAアジア・パシフィックセールスプランニング&ストラテジックセールスアナリストの和田喜久郎氏は、ロサンゼルス経由でラスベガスを訪れ、現地ではレンタカーを利用するモデルコース「ラスベガス・ロサンゼルス、エキゾーストノートを満喫する旅 5日間」を提案。ラスベガスからロサンゼルスへのドライブや、高級車に乗車できるサーキット「SPEED Vegas」での体験などを盛り込んだことを説明した。
同社代理店営業部アカウントマネージャーの徳田竜一氏は、同日中にラスベガスに乗り継げる羽田、成田/ロサンゼルス線について説明。それぞれ1日1便運航しているほか、日本航空(JL)の成田線とのコードシェア便をあわせると1日3便を運航していること、ロサンゼルス/ラスベガス線については1日約5便ほど運航していることなどを紹介した。
また、ロサンゼルス/羽田、成田線については、ビジネスクラス37席、エコノミークラスよりシート幅が広い「メインキャビン・エクストラ」58席、エコノミー194席の計289席のボーイングB777-200ER型機を使用していることを紹介。2路線をあわせるとメインキャビン・エクストラとエコノミーだけで1日約500席を提供できるなど、座席供給量の多さもアピールした。なお、同社は17年後半には、ビジネスクラスに次ぐ、メインキャビン・エクストラよりも上級のクラスとして、プレミアムエコノミークラスを導入する予定。詳細は追って発表する。
ラスベガス観光局日本オフィス代表の赤岩和馬氏は、カジノ目的の訪問者が全体の12%に限られることを説明した上で、「ラスベガスには、カジノだけにとどまらない魅力がある」と強調。「SPEED Vegas」などのエンターテイメント施設に加えて、食の祭典「Vegas Uncork'd」などをアピールした。15年の日本人訪問者数は3.5%減の22万8310人だったが、全世界ではカナダ、メキシコ、英国、オーストラリアに続き5位で、アジアでは1位となるなど堅調だったという。16年については集計中と伝えた。
ハーツ・アジア・パシフィック日本地区支配人の広脇敬氏は、米国におけるレンタカーの利用状況を説明。「西部では日本人旅行者の25%以上、東部や南部でも20%以上が利用しているが、その多くが旅行会社を介さず旅行者が直接手配している」と述べ、「旅行会社の店舗でも取り扱えることを頭の片隅に置いておいてほしい」と協力を呼びかけた。
※AAによるラスベガスプロモーション動画
※訂正案内(編集部 2017年03月21日11時20分)
・訂正箇所:4段落目
誤:プレミアムエコノミークラス
↓
正:メインキャビン・エクストラ
「メインキャビン・エクストラ」については、過去の記事では「プレミアムエコノミークラス」として表記してきましたが、メインキャビン・エクストラに改めるとともに、今年後半に「プレミアムエコノミークラス」が新設される旨を加筆しました。