JNTO、現代美術などテーマに新サイト、欧米豪強化で

  • 2017年3月14日

ウェブサイトのキャプチャ  日本政府観光局(JNTO)は3月13日、日本の現代アート・デザイン・建築などをテーマとした訪日外国人旅行者向けのウェブサイトとブックレット「99+1 JAPAN:Traveling through art, design & architecture」を公開した。欧米豪からの誘客強化に向けた取り組みの一環で、JNTOがこれらのテーマに特化したウェブサイトやブックレットを制作したのは今回が初めて。外国人の有識者が選定した、全国のアートや現代建築に関連する観光地を紹介している。

ブックレットの表紙  ウェブサイトとブックレットでは、東京の国立新美術館や東日本旅客鉄道の「現美新幹線」など、全国99の美術館や公共施設、商業施設、アートイベントの紹介記事を掲載。また、隈研吾氏など世界的に知られる建築家のコメントや、有識者による特集記事なども載せる。そのほか、ウェブサイトではアート関連の訪日旅行を扱う米国、英国、オーストラリアの旅行会社3社の情報なども掲載している。なお、タイトルの「+1」には、「訪日した旅行者自身でお気に入りのスポットを見つけて欲しい」という意味を込めたという。

 今後は相互連携協定を締結している国際交流基金(JF)の海外ネットワークを通じて周知するほか、海外での旅行博やセミナーでアピールする予定。

▽「99+1 JAPAN:Traveling through art, design & architecture」ウェブサイト http://art.japan.travel/