スポーツ文化ツーリズムアワード、初の大賞はしまなみ海道
スポーツ庁、文化庁、観光庁は、スポーツと文化資源を組み合わせた全国の観光振興の取り組みを表彰する「スポーツ文化ツーリズムアワード2016」において、このほど大賞、スポーツ庁長官賞、文化庁長官賞を発表した。同アワードは3庁が昨年3月に締結した連携協定に基づく取り組みで、7月から8月にかけて公募し、9月に入選の10件を発表。有識者などによる審査を経て、大賞には瀬戸内しまなみ海道振興協議会の「サイクリストの聖地『瀬戸内しまなみ海道』を核としたサイクルツーリズム」を選出した。
スポーツ庁によれば大賞の受賞理由は、サイクリングを軸にした取り組みで、しまなみ海道沿いの文化資源を活かしながら、広域で滞在観光を推進していることなど。瀬戸内しまなみ海道振興協議会は尾道市、今治市、上島町の2市1町と関係19団体により構成されており、多くの人々が観光に携わり、地域の熱意が感じられることも評価した。
そのほか、スポーツ庁長官賞には兵庫県姫路市の「世界遺産姫路城マラソン」、文化庁長官賞には青森県十和田市の「スポーツ流鏑馬大会」を選出した。3月16日に開催する「スポーツ文化ツーリズム国際シンポジウム」で表彰式を開催する。